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台本の練習方法

更新日:2021年1月30日

アクトガレージ主催トレーナー・監督の中村です。


これは台本が自分の手元にある状況での練習方法としてご紹介します。また、誰かに練習に付き合ってもらうのがベストですが、これは一人の状況が前提での台詞の練習方法です。


まず、台詞を覚える時に大切になるのが、イメージで練習をしないという事です。つまり自分の頭の中で練習するのではなく、現実的に練習するという事です。下記の3つを参考にして下さい。

①目を開けて練習をする。

②目線をしっかりと決める。

③相手役との距離感を意識して声を出す。


①目を開けて練習をする。


これは意外に気を付けなければなりません。台詞を覚えるのに目を閉じて覚えようとする人は意外に多いと思います。テスト勉強で何かを暗記するときにはいいでしょう。しかし、演技においてはNGです。なぜかというと、目を閉じた状態で覚えたものは、目を閉じた状態でないと出てこないからです。演技は相手役の目を見たり、風景を見たりしながら台詞を言うものです。目を閉じて練習してしまうと、目を開けた時にスッと頭から台詞が抜けてしまったりします。目を開けて台詞を覚えれば、そのまま動きのある練習に入れたり、とても早く次の練習に移行できます。

②目線をしっかりと決める。


①で説明した「目を開けて練習する」時にも言える事ですが、目線をしっかりと定めて練習する事が大事です。つまり、相手役の目をしっかりと意識して練習するという事です。例えば、ぬいぐるみを置いて、それが相手役だと仮定して練習するのもいいし(傍から見たら滑稽ですが……笑)、ペットボトルを置いてキャップが相手役の目だと仮定して練習しても良いです。映像演技において、目がブレない演技を習得する事は絶対です。これが出来なければ、クローズアップには耐えられません。練習の段階から目をしっかりと意識する事で、今はできない人も、段々としっかりした眼力を手に入れることが出来るようになります。


③相手役との距離感を意識して声を出す。

よく、スポーツ等で、練習でできない事は本番でもできないと言いますが、それと一緒です。映像演技は基本的にリアリティーを追及するものです。そこで大切になるのが、「距離感」です。一人で練習する時も、相手役がどこにいるのかしっかりイメージして、その相手役に話しかけるように、その相手役に声が届くような距離感をイメージして声を出して下さい。一人での練習は声が小さくなりがちです。もちろん、あまりにも大きい声を出してしまうと、一人暮らしの環境では周りの苦情も気になり難しいかもしれません。でも、できるだけリアルな距離感を意識した声の出し方で練習するように心がけましょう。小さい声で練習してしまうと、自分が練習で出してきた声の大きさと、本番の環境で出さなければならない声の大きさのギャップで自分の脳が混乱してしまいます。


一人で練習する際は以上の3つを意識して下さい。何気ない事に思えるかもしれませんが非常に大切です。この3つを意識すれば、質の高い、本番で失敗しない練習が身に付きます。

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※本記事に書かれた演技に関する学びは、執筆者である中村英児が自身の俳優・監督・トレーナーとしての経験に基づき、独自のメソッドとして伝えています。記事の無断転載はお控えください。

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執筆 中村英児

(アクトガレージ主催トレーナー)

俳優 映画監督 映像クリエイター

株式会社プロダクションガレージ

代表取締役(映像制作会社)


日本映画監督協会会員。1999年より俳優として活動。俳優業の傍ら、Vシネマでの脚本執筆をきっかけに、監督として長編映画8本を制作し都内単館映画館で次々とロードショー公開。企業のプロモーションビデオも多く手掛け、2017年、映像制作会社を設立し代表に就任。主な出演作に「アウトレイジビヨンド」(北野武監督)、「任侠ヘルパー」(準レギュラー/フジテレビ)、主な監督作品に「SAMURAI SONG」、「ニャチャンへ続く道」(ドキュメンタリー)、「つながり」(はづき虹映監修)等がある。アクトガレージでは主催トレーナーを務める。監督・俳優としての両面から指導出来る事が強み。

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